やりたいことがたくさんある!欲張りな人のための時間管理術

人生において、誰もが平等に与えられている大切なもの、それは時間です。

最近コミュニティメンバーさんからの相談で、この時間のテーマのご相談をいただいたので、本日は時間についてお話したいと思います。

世の中にはやりたいことがなくて悩んでしまう人が居れば、やりたいことが沢山ありすぎて時間が足りないという人も居ますよね。


今回は後者のやりたいことが沢山ありすぎる人の時間管理術というテーマでお話をしていきます。

 

やりたいことが沢山あるということは、人生が充実している証拠とも言えるので、とっても豊かな悩み事かもしれませんね。

 

こうした悩みごとを抱えてしまう理由はとてもシンプルで「優先順位を明確にできない」ということに尽きます。残念ながら我々人間には制限時間が設けられているので、全てのことをやりきることは物理的に不可能です。だからこそ、しっかりと優先順位を自分自身で認識しながら進めていくことが大切となります。

 

というわけで、やりたいことが多すぎて時間がないという方が優先順位を明確にするために必要なことを三つご紹介します。

 

1.やりたいことの重要度と緊急度を確認する

 

これは『7つの習慣』で有名なフランクリン・コヴィーで紹介されている「時間管理のマトリクス」というものです。自分の普段の行動の重要度と緊急度を分析して、

  1. 重要度と緊急度が両方高い「必須」の領域
  2. 重要度が高いけど緊急度が低い「充実」の領域
  3. 重要度が低くて緊急度の高い「錯覚」の領域
  4. 重要度も緊急度も低い「無駄」の領域

以上の四つに振り分けていきます。

私たちの日々の活動の中で最も分かりやすいのは①の必須の領域です。重要度も緊急度も高いので、分かりやすく「やらなければ!」というモードに入るのですが、多くの人が①を終えた後に③の領域に手をつけてしまうのです。③の領域に関しては緊急度が高いことを重要度が高いという錯覚をしてしまうからです。

 

ここでいう重要度というのは自分の人生においてどれだけ重大な意味を持つのかという指標になります。重要度と緊急度を切り離して考えることで「それは本当にやらなければいけないことなのか?」と一度立ち止まって考えることができます。

 

また、早い段階で手をつけておいた方が人生レベルでは大きな影響を与えることも、今すぐやる必要がないため、放置されているということもままあるものです。そういったものを視覚化して、洗い出すためにも時間管理のマトリクスは有効です。

 

やりたいことがありすぎて取捨選択ができない場合は、①の時間は当然のこととして、③の時間を減らして②の時間を増やしていくことが大切です。④の時間はストレスの解消などで多少はあってもいいかもしれませんが、なるべく浪費しないように心がけましょう。

 

2.自分の人生があと1年だったら?

私たちは普段、自分の寿命について考えることはほとんどありません。

ついつい「今日と同じ日常が明日も続く」と思ってしまいがちです。

 

世の中にはキャンサーギフトという言葉があります。

がんに侵されて、初めて気づいた豊かさや小さな幸せのことをそう呼ぶそうです。

人は自分の人生に限りがあるということを認識した時に、初めて時間の尊さを思い出すのかもしれません。

 

自分の人生がもしあと1年で終わるとしたら、あなたは何をしますか?
これまでの日常と同じルーティーンを繰り返すことはないのではないでしょうか。

おそらく「絶対にこれだけはやらずに終われない」というものを優先的に取り組んでいくと思います。

 

1年では遠すぎてイメージが湧かない場合は期限をもっと短くしてみてください。

1ヶ月後に自分の人生が終わるとしたら?

「これだけはやっておかねば!」ということが出てくると思います。

そして、そこで出てきた内容はおそらく1ヶ月で物理的に可能なことのはずです。

 

それは逆説的に言うならば「物理的に1ヶ月あればできる、やりたかったことを後回しにしていた」ということです。

 

こうして、自分の時間に敢えて制限を設けることで、本当にやりたかったこと、大切なことを強制的に炙り出すことができます。

 

実際に1年後や1ヶ月後に人生が終わる可能性は低いと思いますが、我々の人生に絶対ということはありません。もしかしたら本当に……なんてことも有り得るわけです。

だから、今日やれることは今日に、1週間でできることは1週間でやる。時間がとてもかかりそうなことなら毎日コツコツとやる。という認識を持って、日々を過ごしていきましょう。

 

自分の時間に制限を設けてみる際のコツは「リアルに想像をする」ことです。

期限が間近に差し迫った自分に「本当にやりたいことをやってきたのか」ということを問いかけてみてください。

 

3.定期的に自分の棚卸しをする

最後に、人間のやりたいことは常に変わるということを覚えておきましょう。

昔憧れだったもので、後になるとそんなにいいと思えなくなることは多くの人が経験していることかと思います。

そんな時、心の中では「もう違う」と感じているのにも関わらず、途中までそこに向かってしまったがために執着してしまうということに注意しなければなりません。

 

人間には過去に投資した時間や労力やコストを惜しむあまり、進んでしまったら資産を失い続けるということが明らかであっても投資を続けてしまうという心理が働きます。この現象はサンクコスト効果と呼ばれています。

 

自分の選んだ道だからと、心が望んでいないにも関わらず進んでしまうのは、自分の人生においてより多くの時間を失うことになりかねません。

 

そのため、本当に自分の望んでいることはなんなのか、定期的に自分の心を棚卸しすることを習慣化しましょう。

 

「君子豹変す」という慣用句がありますが、賢い人ほど判断を誤ったと思ったら大きく別方向へ舵取りをすることができるのです。それは望まぬ方向に進んでしまうことがいかに人生の損失かということを理解しているからに他なりません。

 

いかがでしたでしょうか。

今回はやりたいことがたくさんある人のための時間管理術をお伝えしました。

スキルやノウハウというものは、知るだけでなく、使わなければ意味がありません。

 

是非あなたも日常に取り入れて実践してみてくださいね。

 

わからないことや、より深く聞きたいということがあれば公式LINEかコメントにて質問してみてください。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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